朝から風ーこじろうは考えた、 風に向かって走れば 風のないところへ行けるかもしれないと。朝からこじろうは走った。 川原を駆け下りたりもした。しかし 一向に風は止まず 川を吹き抜ける風の音と ママ(骨折中)の悲鳴だけが こじろうの小さいお耳に響く……
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